絵 + スーツケース = ?

 

やっと無事納品が終わりました。

これは何だと思いますか?

 

昨年末のクリエーターズマーケットでお声掛けいただいたご依頼から、スーツケースに絵を描く、ということに始めてチャレンジしました。ようやくお目にかけることができます。

 

 

 

 

タイトルは「IKAZUTI(イカヅチ)ジャーニー」

イカヅチとは稲妻のこと。旅をテーマにというご依頼でこういうものが出来上がりました。

 

今回は表面(ピンクの方)がアクリルガッシュ、裏面はベースをゴールドのアクリルにして、その上にクレヨンで描いています。裏面で新しい描き方にチャレンジしようということになり、クレヨン選びに始まり、かなり時間をかけて準備しました。ようやく出来上がって、つい先程、旅立っていきました。なんだか娘をお嫁に出す時はこんな感じなのかな、と思いました。いなくなったら、何だかそれが置いてあった空間が、スースーしてちょっと寂しいです。

 

タイトルの背景として、ちょっとしたストーリーを作りました。

(m.Kazumasaが製作途中で煮詰まった時に、アオイソラがお手伝いして書き、Kuniが吹き込んだものを聴きながら、、、という裏話なので、この作品は創作ユニットCosmic Toneの総力を結集しております。(笑))

 

「IKAZUTI(いかづち)ジャーニー」 by アオイ ソラ


我は 光の国の門番なり
彼方に見えしは まほろばの国 桃源郷
ここを通り抜け 光あふれる旅を始める術(すべ)はただ一つ

我の問いに答えよ

正しければ
祝福のいかづち(いなづま)が鳴り響き 前に進める
間違えば
門は閉じ 二度と開かぬ

我は 正しい答えは知らぬ
正しくなければ 門は閉じる

さて、答える勇気のある者は誰じゃ?


「そなたの一番大切なものは何ぞや」

 

自分の一番大切なものを正解すれば門をくぐることができる、というお話ですが、実のところ、本当にわかっているかどうか案外怪しいような気がしています。さて、あなただったらチャレンジしますか?

 

新しい世界(旅)に進むときに、稲妻と共に祝福の雷が鳴っている、そんなイメージです。私達もこれを作りながら、正にその音を聞いたような気がしています。

作り終えて写真を撮るのに、戸外の自然の中で撮るととてもしっくりくる、というのを発見しました。

 

新しいことにチャレンジするたび、新たな発見があります。こういうことは、いつも、ふとした出会いから発展していくので、自分たちでも予想もしないことが起こります。まるで化学反応のよう。創っていく過程は山あり谷ありですが、出来上がった時には嬉しさがひとしおです。絵と何かのコラボレーション、というのは実にいろんな可能性があるのだ、と改めて思いました。

 

これを見て、何か思いつかれた方はいらっしゃいませんか?

ぜひご一緒に楽しいことをしましょう。